駒澤大学ギタークラブ資料館

KGC Laboratory

エッセイ

笑顔を作る前に考えるべきこと 2年生 石井 宏和

春季合宿を終えて思ったこと。

今回の合宿でやらなければならないことの中で、
スプリングコンサートの練習があったわけですが。
曲の出来具合や、曲間の移動などは良い感じで来ているのに、

肝心の、演奏中の表情が悪い・・・・。

みんな口を揃えて、もっと笑顔でやろう!と、そう言っているけれど、
先生の言葉にもありましたが、笑顔を作るのが大切ではなくて、

まずステージに立った時、実際に、
目の前に新一年生が居ることをイメージして演奏にのぞむことが、
一番、大切なんじゃないかと思います。
自然に出てきていない作り笑顔ほど、気持ち悪いものは無いと思う。

勿論、顔の表情を作る練習を目的の部活なら、話は別だけど、
そういう部活じゃないし・・・。

どういう表情を作るとか、笑顔で演奏するとかいう話しじゃなく、
本当に、自分自身がギターを楽しまないと、楽しめていないといけないし、
それが、自然に表情に表れるものだと思うわけで。

まず、みんな、リハをやる時は、常にイメージを持ってやって欲しい。
単なる惰性で、やらなくちゃいけないから、やるんじゃなくて・・・。
実際に、そこに聴く人がいるというイメージが持てれば、
いい意味での緊張感も生まれて来るし、もっと質の高い練習になると思う。

これはギターに限らず同じだと思う。
例えば、自分の高校時代の野球部の時もそうでした。

練習の為の練習を何度繰り返しても意味が無いわけで、
練習で、本番どうりの緊張感でやっているから、
本番(試合当日)で、物怖じせず練習どうりにできる~という例です。

考えてみれば、野球の試合も、ギターの演奏会も、
誰かに見られている~という視点で考えれば同質であり、
部員は、みんな、この点を踏まえて練習したほうが良いと思います。

これから新一年生が入ってきて、今度は自分達が後輩に教える側になる。
今まで甘えてきた部分がたくさんあったけれど、
これからは後輩が自分達のやることを、全部見ているから、
責任もって教えなくてはいけないですね。

おっと、その前に、肝心の後輩部員をたくさん入れなくては・・・(^o^)v

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