駒澤大学ギタークラブ資料館

KGC Laboratory

エッセイ

僕が夏季合宿で得たもの 1年生 高橋 亮

僕が夏季合宿に参加して得たものには三つあります。

まず一つ目は、「技術」です。

合宿に行く前と比べて、技術は本当にアップしたと思います。
僕は一応、アコースティックギター経験者だったので、
コード弾きには、ある程度、自信があったのですが、
単音は、ほとんどやった事がなかったので、あまり自信がありませんでした。

特に、im指で弾くことは苦手でしたから、「風の丘」のim指での速弾きは、
合宿最初の頃は、全然出来なかった覚えがあります。

しかし、何度も繰り返して練習するうちに、
どうにか、満足のいく演奏が出来るようになりました。

これは、合宿という特殊な環境のもと、
一日中、ギターを弾くことができたからだと思いますが、
でも、間違えた練習をしていては上達しなかったでしょう。

そこで、大切に感じたのは「知識」というものでした。

このギターに関する知識を得た事は、ギター経験者とは言っても、
それまで、ただ何となく練習していた自分にとって、かなり大きな出来事でした。

合宿中、先生や先輩方から、アンサンブルの指揮の振り方、
ラスギアード奏法やプラガール奏法、綺麗な音の出し方、爪の形など、
ギターの上達に関わる様々なポイントを教わることが出来ました。

また、これらギターの技術のみでなく、色々な話しを聞けたことも大きかったです。
特に先生から聞いた、クラブの歴史や、他のクラブやギター界で信じられている、
迷信めいた笑い話などが記憶に残っています。

そして、僕が得たモノの三つ目は、「信頼」です。
(少しクサいですが・・・・)

それは、一緒に練習してきた一年生のみんなと、
合宿前以上に仲良くなれたことです。
練習の時は、何度も合わせたり、部分的にやってみたり、
みんなに意見を聞いたり、色々な事をしました。

練習以外でも、夜中ずっと話したり、みんなで飲み物を買いに行ったり、
本当に1年生は仲良くなったと思います。

勿論、仲良くなっただけで、良い演奏ができるようになるわけではないのですが、
今後も、引き続きこのままの状態で活動を続けていき、
最善の演奏を目指して共に頑張っていきたいと思っています。

Portrait

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