駒澤大学ギタークラブ資料館

KGC Laboratory

エッセイ

部長経験を通じて 清水 秀典

現役最後のコンサートを迎えるにあたって、大学生活を振り返ってみると、
本当にあっという間の4年間でした。
年を追うごとに1年間が早く感じられるようになっていったのは、
それだけ、毎日が充実していた証拠だと思っています。

ギタークラブの活動を通じて得られたものは、たくさんありますが、
自分にとって最も大きかったのは、3年時に部長を経験できたことだと思います。

ただ、元々、自分にリーダーシップがある~とは思っていなかったのですが、
そんな中で、やってみようと決心したのは、
部長を務められる機会など、中々ないものだし、やることによって、
自分にプラスになることが、たくさんあるだろう~と考えたからです。

部長になって強く感じたことは、
集団をまとめていくということが、いかに難しいかということ。

特に、皆に物事を伝えるときの言葉遣いや、
練習の雰囲気を暗くしないよう、話し方に気をつける~ということでした。
そういう事を考えていく中で実感したのは、事前に準備することの大切さです。

毎日の部活の中で、皆に伝えるべき内容をシッカリと把握し、
どうやって話せば誤解がなく、分かりやすいだろうと~暇な時間がありさえすれば、
頭の中で一日の部活の流れをシミュレートしていました。

これは、僕が不器用なために、大変と感じただけなのかもしれませんが、
一番難しいと感じたのは、そういう、情報の伝達に関することです。
ただ、そういったことを考えたお蔭で、自分の発言に責任を持つことを、
今まで以上に意識するようになった、大きな経験でした。

もう一つ苦労したのは、皆への指示に関してです。

部長という役職上色々な情報が自分の所に集まるのですが、
それらを皆に上手くまわすことが出来ず、
一人で仕事等を抱え込んでしまうことが多々ありました。

また、自分ではしっかり伝えることが出来たと思っていたことでも、
翌日、確認してみると、それほど理解されていないということが分かった時などは、
正しい情報を正確に伝えるには、どうしたらいいのかと悩んだりもしました。

ただ、そういう時、周りの皆が気を使ってくれて、進んで仕事を代わってくれたり、
フォローしてくれたりしたので非常に助かりました。
そういった面で、特に同期のメンバーには助けられたことが多いので、
本当に感謝しています。

最後になりますが、部活に参加して一番良かったことは、
先生を始め、OBOGの皆さんや同期のメンバー、そして後輩など、
多くの人に出会えたことだと思っています。

一緒に色々なことを経験し、話をしたりすることによって、
数多くのことを学べました。

4年間、ありがとうございました。

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