1年生の皆さん、ウインターコンサートはどうだったでしょうか?
私が1年生の時は、練習でやってきた事を、そのまま出そうとするのに精一杯、
気が付いた時にはあっという間に演奏会が終わってしまった、という感じでした。
それに、緊張して全然弾けない曲があったり、入るタイミングを間違えたりして、
とても悔しかった事を覚えています。
演奏会が終わってからは、教本の曲を弾いたり、音階練習をしたり、
アルペジオの練習をしたり、鏡を見ながらフォームをチェックしたり、
自分で、今どんな練習をするべきかを考えながら、個人練習をよくしていました。
でも、この時期は、なかなかギターがうまくなっているという実感が持てずに、
(曲を弾いても機械的だったし…)ちょっとだけ苦しかったことを覚えています。
2年生になる時の、春合宿。
先生や先輩が鬼に見えました。(笑)
同じパート(Alt.1st)で、一つ上の学年の秋山さんと中曽根さん、
この二人は特に厳しかったですね、北河君はあまりの厳しさに泣いてました。(笑)
それに、先輩達は弾けるのに、自分は弾けないという現実、
これが、とても悔しくて、絶対にこの二人の先輩を追い抜いてやろうと思い、
合宿が終わってからは、毎日アルトギターを家に持ち帰って練習していました。
実際、気持ちが変わると上達度合いも変わるのでしょうか、
この頃、どんどんギターが弾けるようになってくるのが、自分でも分かって、
かなりやり甲斐を感じる毎日だったと思います。
また、春合宿後、同じパートの北河君が、部活の練習終了後、
まるで何かにとりつかれているかのように、一人で黙々と練習をするようになって、
目に見えて上達していたので、自分にはそれがとてもいい刺激になっていました。
また、部活の練習時間終了後に、誰か二三人の部員が曲を弾いていると、
呼んでもいないのに、みんなが続々集まってきて、一緒に弾いていたりして・・・・。
そんな風に、真剣に取り組んでいる人達と一緒に練習できることが、
とても幸せだなあと思っていました。
そう言えば、演奏会で演奏することが心から楽しいと思えるようになったのも、ちょうどこの頃で、
そんな時、「このクラブに入って良かったな・・・」と思ったことを、今でもよく覚えています。
あと、自分は「合奏」の他に、「独奏」も積極的に挑戦していたわけですが、
2年生の後半にさしかかった頃、
「自分の演奏がやっと少し音楽になってきたかな?」と思えるようになって、
すごく楽しくて、毎日毎日、練習していたのを覚えています。
そして、今でもとても印象に残っている出来事と言えば、
クリスマス時期の独奏会で『浜辺の歌』を弾いた時、
すごい緊張感の中で、何とか思いっきり弾こうと意気込み、
一生懸命、必死になって演奏を終えた時、いい演奏ができたと実感できたことでした。
その時の感覚、あの瞬間の思いが忘れられず、
演奏会があれば、常に、独奏でも出演できるような意気込みで頑張ってきました。
~といったところで、思い出話はこの辺で。最後に一言。
私は、個人的には、ギターの練習は無理にする必要はないと思っています。
やりたくなかったらやらないでいいと思っています。
(部活ではもっと練習しろと言っていますが…)
ギターを楽しいと思った時、ここがチャンスだと思います。
そんな時は、がむしゃらになってギターを弾きまくってみましょう!
自分がやった分だけ、何かを得られるはずです。
素敵な何かを・・・・。